ツーリングキャンプをこれから始めるにあたって絶対に必要な3点についての投稿です。車で行くキャンプとは異なりバイクで行くキャンプでは同じキャンプ道具と言っても選び方が全然違うので失敗しないキャンプ道具選びの指針になればと思います。
キャンプに必須道具の1つ目はテント。2つ目はシュラフ。寝袋のことです。3つ目はマットレス。寝るときに下に敷くやつです。
少なくともこの3つはキャンプするうえで必須です。また、重要なキャンプ道具ですので間違いない奴を選択する必要があります。初めてツーリングキャンプの道具をそろえるときにコスパに優れて失敗しないスタンダードなタイプを選んで購入するとその道具が基準となり買い替える時はより快適なキャンプツーリングをするために自分に合ったキャンプ道具を選びやすくなると思います。
目次
テントの選び方
フライシートがあるテント
インナーテントとフライシートとが分かれているテントを選ぶといいと思います。インナーテントとは居住スペースのことです。フライシートとはインナーテントに骨組みで作った隙間を作ってかぶせるシートのことです。なぜその二つのシートが分かれている方がいいかと言うと全室ができるからです。前室とはインナーテントとフライシートの間の空間です。
テントの中には入れないけど朝露は受けたくないブーツや風で飛ばされてしまうゴミやツーリング道具などを全室に置いておくことができます。車でキャンプするときは濡れたくないものは車に置くことができますがバイクだとそのような場所がありません。そこで前室が活躍するのです。
テント泊で雨降った時フライシートがあればインナーテントをメッシュにして風通しさせることができるので快適です。初めてのツーリングキャンプするのに選ぶテントの必須条件と言ってもよいと思います。
通気性の良いテント
テントの中は意外と熱がこもります。通気性がよくないと人間から出る熱でテントの中と外の温度差でテント内が結露します。結露して湿気ているテントをそのままにしておくとカビの原因になります。カビはテントの大敵でカビから防水性のが失われるためしっかりと乾かすことが長持ちの秘訣です。朝からツーリングに出かけるライダーは十分にテントを乾かす時間がないことが多いので通気性が良い方が撤収時間も短くできます。あと単純に真夏のキャンプはテント内は暑いのメッシュにできるテントが快適です。
丈夫でコンパクトなテント
テントは丈夫であることに越したことはありません。風でテントが壊れたり雨で水漏れ浸水したらキャンプどころではありません。基本的にテントは丈夫に作られていますが中華メーカーのテントは信用できません。個人的に意見です。特に理由がない場合はちゃんとしたメーカのテントを選択する方が安心です。
ツーリングテント底面積サイズは短手方向の長さは110cm ~150cmくらいがよいと思います。あたりまでですが、大きいほど居住性はいいのですが積載を考えると小さい方がよい。
シュラフの選び方
寒くないシュラフ
キャンプする時期もそうですが、キャンプ場は標高が高いところにあることが多いです。夜中、明け方は寒くなる場合があります。シュラフが完全夏用で寒くて眠れないパターンって結構あります。最初に買うならコンフォート温度5度以下のシュラフを選ぶといいと思います。この程度のシュラフであれば春~秋まで使用できます。さすがに真冬では厳しいと思いますが真冬にキャンプする達人になるころにはそれなりのシュラフを装備していると思いますので最初に買うならこの程度で十分です。
コンパクトなシュラフ
キャンプ道具の中でシュラフほど値段と質が比例するものがないと思います。同じ防寒レベルで小さくなればなるほど値段は上がります。ツーリングキャンプするのであれば最初に準備にお金をかけるところはシュラフだと思います。安くて大きいシュラフを買うと絶対に買い直しします。言い切れます。シュラフはいい奴を買うべきです。そういう私は買い替えたのでこの記事を読んだ人は絶対に失敗してほしくない!
ダウンの拡張率を表すのにFP(フィルパワー)という数値を追加言います。簡単に言うとこの数値が高ければ高いほど同じ保温能力のシュラフがコンパクトになります。FP750くらいが一番コスパに優れていると思います。おそらくこれくらい小さくできれば買い直しすることがないと思います。同じ暖かさのシュラフを買いなおすことほど無駄なことはありません。私のように安物買いの銭失いにならないようにコンパクトになるシュラフを買いましょう。
私の絶対的なオススメはナンガです。前述した通りテント内は結露しやすいです。はっ水加工しているナンガの製品はいいです。しかも日本製。イスカもいいシュラフを扱っていますがただ私が好きなのです。(回し者ではありません。)別のシュラフから買い替えた時の印象が強いからでしょう。
マットレスの選び方
設置撤収が簡単なマットレス
マットレスは大きく分けると空気を入れるタイプとそのまま広げて使用するタイプの2タイプがあります。どちらも使った経験(購入した)がありますが私は絶対折り畳み式のそのまま使用するタイプ派です。
最初はコンパクトになるインフレーターマット(空気を入れるタイプ)を購入したのですがそのまま広げて使用するタイプを買うとそちらしか使わなくなりました。理由は設置はある程度勝手に膨らむからそこまで大変ではないのですが、問題は撤収。真夏にインフレーターマットをたたむのは結構重労働です。
じゃコンパクトじゃないじゃんとお思いの方、インフレーターマットはテント同様に水に弱くバッグの中に入れる必要がありますが、そのまま広げて使用するマットは単純構造のため湿気に強いためカバンに入れる必要がありません。カバンの外のくくっておけば大きさなんて気になりませんからね。雑に使っても壊れることはありません。インフレーターマットのように穴が開くことはありませんからね。
底冷えしない快適なマットレス
テントで寝る時寒くなるのは地面に体の熱を持っていかれるのが大きな原因の一つです。いくら良いシュラフを買っても背中は体重のせいで羽毛の空気の層が無く暖かくなりません。折り畳みで薄いタイプの奴ははっきり言って背中が痛いし断熱性があまりありません。私はマットレスは下の Zライト ソル一択だと思っています。登山者がよくバッグにつけている奴です。
まとめ
キャンプツーリングに必須なキャンプ道具3点について注意すべき機能、特徴をあげてみました。ツーリングキャンプ経験者だから分かる絶対に失敗しないキャンプ道具を紹介しました。
はっきり言ってこれを買っておけば間違いない奴です。とは言え、キャンプのスタイルは人それぞれ5回くらいキャンプするとより自分に合ったキャンプ道具が分かってくると思います。キャンプ道具を選ぶのも非常に楽しく俗に言うキャンプ沼にはまると海外から取り寄せたり自作するようになってきます。自分のツーリングキャンプのスタイルを見つけて立派なツーリングキャンパーになっていってください。